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 「サルバドールの朝」

2006年 スペイン映画
監督   マヌエル・ウェルガ
出演   ダニエル・ブルュール
      レオナルド・スバラグリア 他



昨年度作品で・・・・これは実際にフランコ独裁政権時代の実話に則り製作されたドキュメントタッチの問題作で恐らく極めてマイナー映画でもある。

出演のダニエル・ブルュールは私が見逃した「グッバイレーニン」にも出演して話題をさらった若手男優で・・・・なんとこの人は語学の才能が凄い♪父親がドイツ人で映画監督。母はカタルーニャ人のハーフでドイツ語・カタルーニャ語・スペイン語・英語・フランス語・私が観た映画では・・・「ラベンダーの咲く丘で」マギー・スミス/ジュディ・デンチ(007のQ役でお馴染み)などの大女優相手に記憶喪失の天才バイオリニスト青年役でポーランド語も自在に話していた。
最近では「青い棘」「ボーンアルティメイト」などにも出演して話題となっている。
この人は、いつも普通に頭の中で物を考える時は・・・いったい何語で考えてるんだろう^^;
私のメル友もベルギー人だけれど・・・ベルギー人でさえトライリンガル(3ヶ国語を話す)なんだから驚いてしまうε=( ̄。 ̄;)

この人の風貌は・・・一見・・・甘えん坊的な好青年であるが・・・なかなか演技が上手くて奥深い俳優でもある。今後ヨーロッパ映画界では、無くてはなならない存在の俳優になるでしょうね。

グッバイ、レーニン!グッバイ、レーニン!
(2004/10/16)
ダニエル・ブリュール、カトリーン・サーズ 他

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この映画の主人公とその家族は70年代のフランコ独裁政権時代・・・・スペインのバルセロナに暮らすカタルーニャ人の一家でその次男であるサルバドール・プッチ・アンティックの物語です。
カタルーニャといえば・・・結構・・・有名人が輩出されている
サグラダファミリア教会を設計したスペインを代表する建築家アントニオ・ガウディやシュールレアリズムの独特の画風を確立した自分の髭はアンテナであると言っていたサルバドール・ダリ/私も好きなチェリストで作曲家のバウル・カルザス/画家のジュアン・ミロ/白血病と闘いながら活動している世界的なテノール歌手で声楽家のホセ・カレーラスなどが有名ですね。

先日観たキューバ革命関連の映画も同じ思いなのだけれど・・・・
所謂・・・武力で権力者に抵抗したり負かす構造は良くないとは思うのですが(70年代・・・英ではIRAの爆弾テロが横行していた時代)
結局・・・幾ら大儀名文を唱えても・・・銃を所持し、自己防衛の為に発砲し警官が死亡した事と反フランコ政権運動家でもあったサルバドール青年に非が無いとは言えないな・・・
しかし・・・25歳にして死刑囚となり軍事独裁政権の最中・・・・まともな裁判も受けることが出来ず志半ばで死刑になったカタルーニャ人の青年の若気の至りの反フランコ政権打倒運動であったかもしれないが30年と少し前・・・美しい街並みと多くの芸術家を輩出しているスペインでこのような事実があったこと知るには良い機会でした。
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>看守の鏡のようなへスス(レオナルド・スバラグリア)

しかし・・・クライマックスは・・・・隣の女の子も嗚咽するほど劇場は皆・・・すすり泣きと鼻をかむ音の渦・・・・
処刑の仕方がね・・・惨いのなんのって(;へ:)悲惨過ぎて此処には書けないな。(ノд-。)クスン
ぅぅううう~~~何ともいたたまれない気持ちになった映画でもあった。^^;汗

まぁ・・・仏の5月革命の影響でフランコ独裁政権打倒に闘志を燃やした若き革命家になり損ねた主人公を救うべく奔走する若い弁護士やへススというおやじの代から看守の鏡みたいな人間が死期を身近にしながら心穏やか過そうとする若きサルバドールを通じ人間性に目覚めて行く過程などは(本当かどうかは定かではないけれど^^;)話としては救いでしたね(笑)
でも・・・一番の救いと心の支えは、やっぱり家族ですね。
DSC01999.jpg

このサルバドールの・・・・リトルシスター達がなんとも・・・泣かせます(;へ:)
家族の会話であるカタルーニャ語・・・話すことを禁じられますね~。
サルバドール・プッチ・アンティックのご家族は今現在も、彼の処刑が不当であると裁判のやり直しを求めて戦っているそうです。
私もぼろっと泣いてしまう位なので・・・正義感の強い方は止した方がいいかも?ね(笑)


カタルーニャ人は、30年代からのスペイン内戦でフランコ独裁が誕生し亡命を強いられたり、またその後のフランコ政権下でも(彼が死亡する1979年まで独裁政治は続く)弾圧された民族。
そしてカタルーニャの人々は、あの第二次世界大戦時はナチス相手にレジスタンスの活動が盛んだったとも言われています。
民族の独立を勝ち取る為に権力に屈せず・・・徹底的に戦う不屈の精神を持つカタルーニャ人の苦悩やある意味本質を描いた興味深い映画でもありますね。
カタルーニャ語は、フランコ総統(Francisco Franco)の独裁政治のもとで禁止されたが、現在では1,300万人が使用しているそうでカタルーニャはその歴史を通して長年に渡り政治の犠牲となっている。現在はカタルーニャ自治州が出来てカタルーニャ自治州では一部の住民がスペインからの独立を求めてはいるが・・・・

ヨーロッパもそうですが・・・・
各国で民族運動の火種がふつふつと燃えている・・・
この世界は・・・いったい!?どうなちゃうんだろう。

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