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なにかと一部では!?話題になっていた『太陽・SUN』を先日観てきました。
今まで、昭和天皇「裕仁・ヒロヒト」について一人の人間像として追求した形で描かれたものって小説や映画の世界には存在しただろうか?

映画太陽

『太陽・SUN』
2006年 ロシア/イタリア/フランス/スイス合作115分
●監督/撮影監督 アレクサンドル・ソク-ロフ
●脚本 ユ-リ-・アラ-ポフ
●音楽 アンドレ・シグレ
●主演 イッセー 尾形
      佐野 史郎
      桃井 かおり


あまりに恐れ多い存在の為なのか?明治維新の時代から神格化を進めてきてその私達と同じ地球上に存在し、同じ空気を吸い同じ水を飲み無論食事もし、排泄もするし、汗もかくし口も臭う・・・・
勿論、細胞の形状も血液は脈々と流れているのも私達と同じ人間なのだか「神・お上・天照オオミノ神(表人神・あらひとがみ)」であった昭和天皇。
その昭和天皇を描いたのは、自らもカメラを担当したロシア人監督「ソクーロフ」演じるのはイッセー尾形(私、割と好きなんだよね♪)昭和天皇の侍従に佐野 史郎。皇后に桃井 かおり(私は、彼女じゃない方がいいと思った。いつも桃井の喋りになるのが気に入らないのです(笑)

映画太陽3

映画は、御所の天皇の被災を免れたコンクリート造りの天皇の海洋学研究所(昭和天皇は、世界的なレベルの海洋学者だったらしい)の地下の堅牢な壕の中で侍従が(佐野史郎)見守るなか・・・白手袋をした侍従達(毒見のシーンはありませんでしたね~)が天皇の食卓に一品づつうやうやしくも食器を運ぶシーンから始まり・・・・その後、例の如く御前会議や研究所での仕事とスケジュールが変わる度・・・天皇の着替え(まるで、人形だね(笑)があり、軍服や白い白衣と変化していく・・・

もしかして、戦犯として責任をも免れなかったであろう天皇・・・
劇中・・・・「四方の海みなはらからと思う世になど波風のたちさわぐらん」明治天皇が日露戦争の時に歌った反戦歌を御前会議で歌うシーンは、昭和天皇を好意的に描いている象徴的なシーンでもありました。

日露戦争といえば、乃木将軍(陸)と東郷 平八郎(海)の二人の「軍神」がおり、二人とも昭和天皇の養育係でしたね。
「人間なのに人間では無く、神として」生活し生きていかなければいけない苦悩・・・私達には、当時の価値観など計り知れないし、分かる訳もないのだ。
只・・・・私は、縁あって、戦記物を読む機会が多くなっているのでやっぱり、この人の名前の下にどれだけの命が犠牲になったのだろうか・・・頭の中は、このロシア人監督の描く幻想的な映像を観ながら走馬灯のように覚えている限りの特攻隊員たちや 「散るぞ悲しき」 の栗林 忠道陸軍中将の写真でみた顔が、私の頭の中で浮かんでは消えて行くのでした・・・・。

映画太陽2

日本に原爆が投下されてから、進駐軍のMPが天皇を迎えに来てマッカーサーと会談するシーンや「LIFE」の表紙にもなりましたが、人間天皇を宣言するまでの昭和天皇の苦悩と心の機微みたいなものをロシア人監督の価値観で描いた作品であって、歴史的史実にのっとって100%再現した映画ではありません。あくまでもイメージの中の表人神・あらひとがみ(神)から人間である事を受け入れた裕仁(ヒロヒト)天皇の人間像を描いたもので、非常に暗い画面をチェロの音色やところどころに演出される虫の声やラジオのノイズ(意図的に配置されているんでしょうね(笑)それは、亡き昭和天皇の人柄を象徴するような緩やかな静かな音の無い世界と彼の孤独さを表しているのだとも感じました。

余談ですが・・・先日、佐平次さんのお薦め本で留守 春夫著「常に諸子の戦先頭に在り」日本人のゴム人間説(笑・要するになんと!見返りの早い民族か)という記述がりるのですが、戦勝国の責任者マッカーサー指令長官に敗戦した国民から5万通ものファンレターが届いたというものでした(笑)
私も、人の事を言えたもんじぁ無い(^▽^;)(笑)頑固だが心変わりも早く!?飽きっぽい(苦笑)

昭和天皇とマッカ―サー

>占領軍司令官D・マッカーサーと昭和天皇(実際の写真)

BLOGの記事でメールを頂いた御仁から松本 清張の「黒い霧」や家永三郎「戦争責任」荒井信一「戦争責任論」(何れも岩波現代文庫)などを参考にされると良いかとご指南頂きました。その御仁に日本人の心変わりについて聞いてみた所・・・・

こんな返答でした・・・・
>日本は、封建時代から抜け出て、つかの間に、天皇絶対の時代になり、個の確立や、一人ひとりの人間があって国があるという考えが十分発達しないままにきたことが大きいのではないでしょうか。「お国のため」「天皇のため」に死んでいくという発想。「上から言われるままに」「大きな流れに合わせていく」。そこが近代ヨーロッパとの違いでは。自分の頭で考え、自分の人生は自分で決めていく(それを養うのは教育と学習)。これが世界の流れであり、人間の歴史の進んできた方向ではないでしょうか。ヨーロッパでは、ファシズムに対し「レジスタンス」の運動があり、ピカソらもこれに参加した歴史がありますが、日本は、共産党員や個々の文化人・宗教者のたたかいでおわり、弾圧されました。

戦争に反対して、地下抵抗運動なんてなかったの日本と北朝鮮くらいじゃないの!?
オバかなオチですみませんm(__)m
しかし、この方に出会ってから司馬遼の好きな私でしたが明治以降の歴史認識(って、も殆ど世界史とってた人間なんで詳しくないのです)が変わりました。Mさん、ありがとうございました♪
 
↓ちなみに学生時代に初めて大東亜戦争関連で読んだ本

天皇と東条英機の苦悩―A級戦犯の遺書と終戦秘録 天皇と東条英機の苦悩―A級戦犯の遺書と終戦秘録
塩田 道夫 (1988/08)
日本文芸社

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↓最近読んだ本(結構、目からうろこ!?です(^▽^;)
昭和天皇の妹君―謎につつまれた悲劇の皇女 昭和天皇の妹君―謎につつまれた悲劇の皇女
河原 敏明 (2002/11)
文藝春秋

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↓日本では、発売差し止めになりましたね。原書でも読みたい方に・・・
(オーストラリアを代表するジャーナリストで元東京特派員ベン・ヒルズの著作)雅子さまにとっては皇室の伝統=2600年もの間伝統として守られている決まりごとが「迷信」的なものであったり、皇位継承の為男子を出産しなければいけない等・・・そのストレスにより適応障害に至ってしまった外務省官僚を目指していた才媛雅子妃にはあまりに・・・悲劇的な結婚とまで揶揄されているそうです(;へ:)
雅子妃は、主に海外で教育を受けてきた女性です。ですから非常に主体性のある人間性だったと思いますし、今はお蔵入りになりましたがメディアの取材でもかなり否定的な発言でしたね(苦笑)あれだけ固持していたのでありえないと思っていた結婚。恐らく、父親に圧力を掛けられたとしか思えない(笑)民間人で在る方がどれだけ自由で幸せか?!美智子妃殿下の失語症も恐らく適応障害でしょうね(;へ:)義親子で民間から嫁ぐと、その伝統としきたりによる軋轢・・・日本国民は声には出さないが、恐らく皆・・・・同情的で、気の毒と思っているでしょうね。
 「Princess Masako: Prisoner of the Chrysanthemum Throne; the Tragic True Story of Japan's Crown Princess 」 
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