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               「二十四の瞳」
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昭和29年(1954年)  劇場公開日1954年 9月15日
監督  木下 恵介
原作  壺井 栄
助監督  松山 善三(後の高峰 秀子の夫となる)
有名なところで「名もなく貧しく美しく」(昭和36年)奥さんの高峰 秀子主演。
キャスト
高峰 秀子
笠 智衆
田村 高廣
月丘 夢路

ドルビー・モノラル
リージョン2
松竹大船作品(デジタルリマスター修復版DVD版6月発売予定) 

壺井 栄は、大正から昭和に掛けて活躍した児童文学者・プロレタリア文学作家です。
(母性の作家とも言われておりますね)
たしか...私は「二十四の瞳」は、児童文庫で読んだと思います。
私は、中学・高校と文学少女だったので(笑)武者小路実篤/有島 武朗などが好きでしたね。
壺井 栄は、当時のアナーキストグループとも親交があり夫の壺井 繁治もアナーキスト文学者
でした。
当時の法律による治安維持法違反で起訴され、豊多摩刑務所に9ヶ月に渡り拘留されました。
また、「放浪記」の林 芙美子は4つ年下ですが彼女から貧乏暮らしの知恵などを伝授してもらっていたようです。

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私のとても....大好きなシーンです(笑)
小豆島にある「平和の像」のブロンズ像もこんな感じです。
子供達が子役がいきいきしています(殆ど地元の子供を採用)小学一年生です。かわいい♪(*´▽`*) 
主演女優の高峰 秀子さん(生まれは函館だったんですね~)は慈愛に満ち、また純粋で
若々しく体当たりで岬の分教場の12人の子供達を心を通わせて行く過程をみずみずしく
演じています。

「先生何も してあげられないけど 一緒に泣いてあげる」


は、有名な台詞です。(;へ:)


岬の分教場は、本校まで遠い子供達の為の学校で4年まで学び、5年からは本校に通うのです。

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>先日、亡くなられた田村 高廣さんが磯吉で出演されています。「トラ トラ トラ!!」の
特攻隊長の役もとても好演されていました。(;へ:)謹んで御冥福をお祈り申しあげます。


磯吉くんは、小学校を卒業して大阪の質屋に奉公に出ます。「兵隊まで勤めて帰ったら番頭さん
になれる」といわれたのを楽しみに兵隊になりますが軍隊で失明してしまいます。
盲目の彼は一度は、自殺を考えますがあんまの弟子入りをすることで何とか生活に希望を
見い出すのです。

先日、お亡くなりになられた「田村 高廣」さんが、盲目になった青年時代の磯吉くんを演じて
おります。(大石 先生自身も海軍の夫と父を戦争で無くしています)
このシーンは、戦後分教場に復帰した大石先生を励ます元分教場の生徒達が集まり先生の為の
歓迎会を開くのでした。
盲目である磯吉を気遣いながら、皆が昔のアルバムを回し見しているのですが...
「ちっとはみえるんかいいな?ソンキ(磯吉のあだ名)」と吉次が聞くと。
「目玉が無いじゃで、キッチン(吉次のあだ名)。それでもな、この写真は見えるんじゃ。
な、ほら、真ん中のこれが先生じゃろ。その前にうら(自分)と竹一と仁太がならんどる。
先生の右のこれがマァちゃんで、こっちが富士子じゃ。まっちゃんが右の指の小指を一本握り
残して手を組んどる、それから..... 」
このシーンはもう...一番、私は駄目です(笑)幼くして奉公に出された磯吉が寂しくて
辛くて何度もこの皆の写真を見て苦しい奉公や兵隊生活を耐えたのでしょう(;へ:)
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>今年で築50年たった分教場(撮影された当時のまま保存されております)

 


二十四の瞳は、ある意味....明治の与謝野 晶子の「君死にたもうことなかれ」と同じく反戦小説でもあるのですね.....。
ペンを持つ作家として真面目に生き、国を愛している庶民に苦悩と犠牲を強いる戦争を何とか、
早く止めて欲しい....誰もがそう願っていた事でしょう。ですから彼女の童話や小説には戦争に反対する、精一杯の気持ちをペンで文章に表したのでしょうね。

明治時代より、日本は「生めよ増やせよ!」という政策でした。
大東亜戦争時代になると「富国強兵、欲しがりません勝つまでは!」と国民が栄養失調になる程物資のない貧しい暮らしを強いられ、「生めよ増やせよ!」で沢山子供を出産させられた母親にとり、毎日の食事もままなら無いのに、「母乳」など出る訳が無いのです。
そうして、折角この世に生を受けても「栄養失調」で新生児や幼くして命を落とす子供達が沢山
いたのです。この飽食の時代に考えられない事ですが、現実に60年程前にあった事実です。
そして....与謝野 晶子も壺井 栄も(5人)同じ母親です。

「特攻」や戦地で自らを「肉弾」として御国に為に、殉国の為に死なせる為に子供達をこの世に産み落としたのでは無いと....切々とその文面からは、母としての苦しみや悲しみを綴っています。
原作でも映画でも大石先生が徴兵適齢期になるであろう男の子達に「名誉の戦死などしなさんな!」と言うところも母であり、また、子供達と本当に心を通わした大石先生の魂の叫びだったのです。

私も、ご縁があって特攻隊員の方の遺書や色々に戦記ものの書籍や映画やDVDを目にする度にやはり、女の立場としてどれだけの日本中の夫・息子・娘をなくした妻や母親や、恋人を失った女性達の心の傷を受け止めてしまうのでした。(;へ:)
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>平和の像

私は、機会があったら是非!!四国に行って見たいのです。
まずは、坂本 竜馬や中岡 慎太郎の旧跡等を訪ねたり、イサム・ノグチの美術館にも寄りたいし、行きたい所は、やはり「二十四の瞳」の舞台となった分教場のある小豆島

此処は、オリーブや御醤油や麺類の産地でもありますね。
香川県には知人がおり、毎年「ぶんたん」を送って下さいます。Sさん、ありがとうございます。
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