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クリント・イーストウッド監督「父親たちの星条旗」に続く二部作「硫黄島からの手紙」を観てきました。
    奇しくも・・・公開日の設定は太平洋戦争勃発の翌日(真珠湾奇襲攻撃の日)です。
    アメリカ時間では1941年12月7日。日本時間では12月8日になります。
(そして・・・私の親族でこの日に生を受けた人がおり、全くの偶然なのか?なんなのか自然と、頭に入る記念日でもありますね~♪(笑))

ハリウッドの描く日本は「SAYURI」に代表されるように、全編英語&キャスト・スタッフは米国人か
もしくは英語圏の人達で構成され、大体着物や時代考証などがアメリカ人が勝手に解釈&強調した(苦笑)実に奇妙でおかしな?!日本人や日本文化が其処にある・・・・。
そして、スピルバーグと言う人の製作した映画は、私的には殆ど娯楽映画で余り好んで観る気は実はしなかったのが正直な所です。どうやら、私はマイナーなフランス映画が好きなタイプらしいので(笑)
しかし、今回はハリウッド映画でも異例の全編日本語&キャストも日本人(本当は当たり前?なんだけどね)で、硫黄島の戦いを日本側の視点で描いています。

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>渡辺 謙さま演じる....栗林 忠道中将。地下足袋を履き徒歩で硫黄島をくまなく歩いて地形調べ、陣地の構築や戦略を考えている所。
常に身に着けていたのは、留学時代プレゼントされた米国製の45口径のコルトガバメント。
(米国人のジョン・ブローニング氏が作り出した銘銃で、1911年に米軍に公式採用されている。
百年近く経過した現在でも現役で使用されている。正式名/M1911-A1)
コルトガバメントは、短銃なので・・・・身に着けているのは多分自決用の為と思われる。
至近距離しか狙えない銃だから・・・。

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>硫黄島総指揮官 (小笠原兵師団長)陸軍中将(大将) 栗林 忠道
北海道にもご縁があり、騎兵第七連隊長で旭川にも居たことがあるそうです。

次女のたか子さんは、戦後・・・父親と約束していた通り女優(東宝のニューフェイスに合格し2本ほど映画出演されて助監督だった、新藤氏と幸せな結婚をされ...ご子息には自由民主党衆議院議員の新藤 義孝氏がいらして、新藤氏は栗原 忠道中将のお孫さんになるんですね~。ビックリ(@_@)です。

監督/音楽 クリント・イーストウッド
製作    スティーブン・スピルバーグ
栗林 忠道/渡辺 謙
西郷/二ノ宮 和也
西 竹一/伊原 剛志
伊藤中尉/中村 獅童

2006年  アメリカ映画



 


 


まだ、公開中の為・・・ネタバレは致しません(笑)
ただ・・・内容としては「玉砕総司令官の絵手紙」を参考にして脚本が描かれており全編日本語です。
撮影は米国、スタッフも殆どアメリカ人が多いようでしたが・・・衣装や時代考証の監修等はかなり完成度が高いレベルでとてもアメリカ映画とは思えない素晴らしい出来具合でした。
かなり、当時の憲兵の仕事や日本軍や日本人の心の機微などを取材して作り上げた力作と思います。ただ...一つ残念な所?!は(笑)赤紙を持ってきた「大日本婦人会」の女性の襷が、どう見てもマジックペンで書いた文字なのでした(苦笑)当時は墨かあっても万年筆・鉛筆ですからね~~(笑)兵士の制服も先日観た回天の映画より使いこんだ布地で使用感もタップリ!汗も埃も垢も染み込んでいそうで・・・兵士の労働の辛さが全身から滲み出ておりました。(昭和20年の大東亜戦争末期は物資が非常に乏しい時代で、繊維も代用品だった時代です)細かなデティールに拘る所はまるで、黒澤映画のようでした。

「父親達の星条旗」の戦闘シーンも同じでしたが、やたら音響がリアルで弾丸が発射される時の薬莢が飛ぶ音までリアルでした。(こういう、効果音は専門のスタッフがおり後でつけるのです)
それと...「敬礼」。意外と大雑把に演技している日本映画も多いのですが、「海軍の敬礼」「陸軍の敬礼」作業中の敬礼や劇中で、バロン西陸軍大佐に最後のお別れの為の「敬礼」は、一番最高級の尊敬を込めた敬礼「捧げ銃(ささげつつ)」という敬礼で銃拳銃を身体に対して手前に垂直に立てる方式でこれも感動♪しました。よくぞ、此処まで時代考証を調べたものだと・・・驚きました。
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>元パン屋店主、西郷役 「嵐」!?の二ノ宮 和也くん。
彼の役どころは、キーパーソンです。
結構、いい味出していました~主役を食っていましたね♪先日観た「武士の一分」のキムタクより良いです。(あんまり気乗りしないのですが・・・気が向いたらUPします(苦笑)どうもジャニーズ系は駄目ですわ。キムタクは絶対!!坊主にしないでしょうな(爆)
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>四式二十糎(センチメートル)噴進砲(靖国神社「遊就館」に展示されています。
小笠原兵団噴進砲中隊の装備。噴進砲は砲と名つけられているが、実は噴進榴弾の発射装置です。噴進榴弾は自身の燃料で飛翔し、かつ自体の推進調整により飛距離の調整が出来たそうです。
これも、戦闘シーンに登場していますね~九七式中戦車は、日本陸軍を代表する小型戦車ですがこれも映画に登場していますが米の装甲の分厚く大きなM4戦車とは苦戦を強いられました。
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>戦車二十六聯隊(連隊) 陸軍大佐 西 竹一
(映画では、伊原 剛志さんが演じています)
昭和二十年三月十七日 硫黄島にて戦死。昭和七年ロサンゼルスオリンピック大会馬術障害競技で優勝。
ロサンゼルスの名誉市民でもあったそうで、現地でも有名人だった事やアメリカびいきの為この作戦を大本営から命令されたとも言われています。
「バロン西」の愛称で親しまれていました。オリンピックで一緒だった愛馬「ウラヌス」号は東京の馬事公苑で後を追うように死んだといわれています。

<映画とは関係ありませんが、遊就館の図録にこんな硫黄島のエピソードがありました>
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>中迫撃砲第二大隊  陸軍中尉 永瀬 二六  昭和二十年二月三日 硫黄島にて戦病死。
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中迫撃砲第二大隊  陸軍中尉 永瀬 二六昭和二十年二月三日 硫黄島にて戦病死した、戦友が位牌を作り弔っていて、戦後50余年間地下壕で眠っていた位牌は平成9年政府主催の遺骨収集の際発見され、発見通時は鮮明だった位牌の文字は、遺族の元に帰るとまもなく消えたという・・・・・・何とも不思議な話です。
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>その後の、文字の消えた位牌。(恐らく空気の違いではないかと思われる。)

戦争という国家間の利害により・・・政治の道具かおもちゃの様に其処に暮らしている庶民の平和な生活が根こそぎ奪い取られる...そんな時代に不幸にも生まれ、死んでいった人達に少なくとも感謝の気持ちを持たないと申し訳無いと思うし、戦後・・・戦争は「悪」であったと一方的な思想を植えつけられた私達とどちらが幸せで可哀相なのか?!お若い方は(笑)時代や政治に翻弄された人達の気持ちを少しでも手繰り寄せる良いきっかけになる素晴らしい映画だと思いました。

アメリカ人監督で恐らく此処まで日本人の心情を細かく表現した監督は居なかったと思うし
イーストウッド監督の人間としての懐の深さと監督としての才能は凄いなと改めて思いましたね。
「父親達の星条旗」もそうでしたが...全体にトーンを押さえ、淡々と静かにピアノの旋律と共に映像が進行していく所が、まるでドキュメンタリー映画のようにも感じました。
そして、涙など出ないのです・・それよりもっと深い闇のような心の奥底・・・見る者の魂に訴えかけてくる深く静かに潜行するみたいな感覚に陥る映画でした。

余談ですけれど・・・・日本兵は人権が尊重されていないとか色々言われてますが・・・(笑)
「スカイ・キャプテン」にも主演している、ロブ・ロウ主演の映画「スターリン・グラード」は第二次世界大戦のロシアのスナイパーの物語ですが(何かの軍事書籍でも読んだ事あります)・・・ロシア兵は拳銃は、確か3人か4人に一人しか支給されず前線でグループの中から(銃を持ってる者)死者が出て初め拳銃を持てるという恐るべしシステムでした。 流石(苦笑)スターリン(^▽^;)

        人口密度が多いので(爆)この頃から既に粛清?!していたのですね。


*硫黄島の戦いについては・・・・詳しくは私の過去記事でどうぞ♪


                    「玉砕司令官の絵手紙」

栗林 忠道中将のアメリカ・ハーバード大学留学時に家族(子供)に宛てた絵手紙の話。


                     「散るぞ悲しき

陣地構築のようす、地形地図や生存者の証言や当時の先頭の様子が分かるかと思います。


              「硫黄島の名将の死の真相「SAPIO」より」


10月25日の小学館「SAPIO」に掲載された戦後61年経過して突然出て来た新証言。

ガセか真実か?!は、本人のみ知る事実。(私は、ガセかなぁ~と(笑)



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